寿命と健康寿命の2つの言葉は、一見して同じように見えても全くの別物です。寿命はほとんどの方が知っている通り、命の長さのことを言います。一方、健康寿命とは日常的に介護などを必要とせず、自分一人で自立した日常生活が送れる期間のことです。日本人は寿命が長いことで有名で、世界一の長寿国とも呼ばれています。そこで寿命だけでなく健康寿命も伸ばすためには、何が大事になってくるのでしょうか。
まず、健康寿命を縮めているのが生活習慣病で、生活習慣病になりやすい要因とされるのが運動不足です。日本では車が普及してからというもの、糖尿病を抱えている患者数が大幅に増加しています。昔は歩く手段しかなかったものが、車の登場から一気に運動する機会が失われてしまったのです。また、食生活も生活習慣病を招く原因となります。食生活の欧米化は糖尿病を促進させるので、気をつけるようにしましょう。
以上のことからわかるように、健康寿命を伸ばすためには日頃からの生活習慣が大切です。運動不足は筋力を弱め、寝たきりになってしまう可能性が上がります。暴飲暴食は糖尿病のリスクが上がり、こちらもまた透析患者になってしまう可能性があることから健康寿命を伸ばす行為とは言えません。今では自分が動かなくても自動で動いてくれるものが増え、身体を動かす機会が減っています。そのため、若い内からしっかりと運動に取り組んで健康寿命を伸ばすようにしていきましょう。